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お知らせ

2010年8月2日

京都 祇園祭

夏を彩る祇園祭に 人と人との繋がりを思う。
2010.7.17_山鉾巡業


 京都そして日本の三大祭りの一つである八坂神社の祇園祭に行ってきました。祇園祭は、千百有余年もの昔から7月の古都・京都で繰り広げられてきた伝統が息づく祭りです。この壮大な祇園祭は、平安時代に都で流行った疫病の退散を祈願した「祇園御霊会」が始まりとされ、7月1日の「吉符入り」から31日の「疫神社夏越祭」までの1ケ月間、無病息災を祈り様々な神事や行事が執り行われます。


 


 その中でも山鉾が京都市中心部を練り歩くことで有名な『山鉾巡業』が、17日の土曜日に行われました。八坂神社の氏子である町内の各地区ごとに32基の山鉾が四条通りなどを通ります。広島で言えばフラワーフェスティバルですが、京都では各町内が一致団結して準備をし祭りを盛り上げています。そうした背景を知り、絢爛豪華で躍動感の有る山鉾を見ていると、綿々と受け継が
れ守られてきた伝統行事の歴史の重さと京都人の誇りを感じます。


2010.7.17_祇園祭 


 山鉾巡行後の夕方には、祇園祭の信仰の中核を担う神事『神幸祭』が行われました。御神霊をうつした四角・六角・八角と形に特徴のある3基の神輿が八坂神社を出発し災厄を祓うため、四条寺町の御旅所に向かって練り歩きます。広島の神輿とは違いその神輿の勇壮なこと。神輿を担ぐ「かき手」は総勢1500人余り、多くの人が交代で担ぐのですが、力強く威勢の良いかけ声に圧倒されます。

 華やかな祭りを支えるのは、八坂神社の氏子である町衆。各町内会の子供からお年寄りまで皆が心を一つにして数ヶ月をかけて準備をするそうです。親から子へ、そして孫へと祭りを伝承し、日本人の心をも継承しているのだと思います。ぜひ、人と人との繋がりを大切にしたいものです。
                            
                  税理士 光廣 昌史