長寿企業の要因として、1番に本業重視が挙げられている。バブルの時代に本業よりも資産運用に手を出し倒産した企業もかなりあった。
しかし、時代の変化によって生活習慣も変わっていく中で、なにも変えなければ企業は衰退していくようにも思える。
先日、「車のおはらい」で有名な速谷神社の横を通った時に、ふと思った。速谷神社は1700年の歴史がある由緒ある神社であるが、登場して100年の歴史の「車」のおはらいで有名なのである。
調べてみると、古くから「山陽道の守護神」として九州にむかう防人(さきもり)が、往来安全や武運を祈願したらしい。
つまり、「交通安全」を基本として、現代の主な交通手段である車に
目を向けたということである。
企業においても、ここに1つのヒントがあるように思える。
本業として自社の得意分野を基本として、時代に即して変化していく。
また、本業以外の事業にもチャレンジすることもあると思うが、本
業に負担をかけない範囲で行うことがよいのではないだろうか。